私が娘に絵本を読み聞かせるときの楽しみのひとつが“その絵本独特のフレーズ”。
読むだけで想像力を掻き立てるような、絵本ならではの表現が大好きです。
この記事では娘のお気に入り絵本の中から、そんな“作者渾身の1フレーズ”が出てくるものをご紹介します。
『わたしのワンピース』
まず1冊目は『わたしのワンピース』という絵本。
うさぎさんが「まっしろなきれ」でワンピースを作るところから始まり、物語が進むにつれてそのワンピースの模様がどんどん変化していきます。
そして、模様が変わるたびに出てくるのが<ラララン ロロロン>というフレーズ。
お気に入りのワンピースを着たうさぎさんが楽しそうに歩いていく姿が想像できる1節です。
うちの娘は絵本が大好きなのですが、どちらかというと何度も読んでいるうちに気に入っていくタイプで、初見のときは険しい顔で聴くことがほとんど。
ところがこの絵本だけは、本屋さんで試し読み用のものを読み聞かせた瞬間から大喜び!
特にこの最後の部分は大爆笑でした。
ラララン ロロロン
わたしの すてきな ワンピース
ラララン ロロロン ランロンロン
もちろん即決で買って帰ったのですが、読み聞かせるたびに<ラララン ロロロン>の部分でニコニコしながら体を左右に揺らしています。
絵本にとって“心地よい響きのフレーズが含まれていること”がいかに大切かを教えてくれた1冊です。
『ノンタン ぱっぱらぱなし』
2冊目は私が子どもの頃に好きだった 『ノンタン ぱっぱらぱなし』 。
タイトルにもある<ぱっぱら ぱなし>は散らかしっぱなしの様子をあらわしたもの。
ぱっぱら ぱなしの
かみくず ごみくず、
ぱっぱら ぱらら
ノンタンに
ついてくる。
のように初めから終わりまでリズミカルな文章で、読み聞かせていても気持ちのよい絵本です。
娘はいつの間にかこの絵本を「ぱっぱ」と呼ぶように。娘にとっても耳に残るフレーズなんだなと感じました。
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『しろくまちゃんのほっとけーき』
最後はみんな大好き『しろくまちゃんのほっとけーき』。
このあまりにも有名な1冊の中でも特に有名なのがこちらのホットケーキを焼くシーン。
ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち
ぷつぷつ やけたかな まあだまだ
しゅっ ぺたん ふくふく くんくん
ぽいっ はい できあがり
ホットケーキが焼きあがるまでの過程が絶妙な表現で描かれています。
娘はこの絵本を何度も読んでいるうちにホットケーキづくりに興味が湧いたようで、先日絵本を開きながら一緒に作ってみました!
とても楽しそうだったので、またやろうと思っています。
まとめ
いかがでしたか?
どれも声に出して読みたくなる素敵なフレーズですよね!
これからもこんな絵本たちに出会えるよう、本屋さんに通いたいと思います。
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