こったんママの育児日記

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    <ハッピーセットの絵本>歴代全作品レビュー

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    2018年7月20日(金)にスタートしたマクドナルドのほんのハッピーセット


    最初のうちは品切れの店舗が続出するなど、大反響でしたよね。


    私も絵本が大好きな娘にいろいろなジャンルの絵本に触れさせたいと、これまで全作品を集めてきました。


    この記事では、歴代のハッピーセット絵本についてまとめていきます。(※随時更新予定)


    ほんのハッピーセットとは?


    ハッピーセットといえば、460円~500円でメイン・サイド・飲み物から1つずつ選べるマクドナルドの子供向けのメニュー。


    子供たちのお目当てはなんといってもおまけのおもちゃですよね。


    これまではおもちゃを2つのカテゴリー(主に女の子向け・男の子向け)から選べるシステムでしたが、「ほんのハッピーセット」の登場以降はおもちゃ(2カテゴリー)・絵本・図鑑の中から好きなものを1つ選べるようになりました。


    娘がおもちゃがいいと言ったときは、私もハッピーセットを頼んで絵本をもらうようにしています!


    マクドナルドの考えるほんのハッピーセットの役割は、「子供たちがより気軽に本に触れる機会と親子で過ごす時間をつくり出し、日本の未来を担う子供たちの成長をサポート」すること。(引用元:ニュースリリース | McDonald's Japan


    海外では2001年からこのような取り組みがされているそうで、日本はかなり遅れての導入だったんですね。


    ハッピーセット絵本の特徴■毎回オリジナルの描き下ろし作品
    ■ハードカバーのB6サイズ
    ■20ページ前後
    ■思いやりや感動がテーマ

    ハッピーセット絵本第1弾『きもちのかたち』レビュー

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    【配布開始日】2018年7月20日
    【評価】★★★★☆
    【対象年齢】0歳~

    作者


    作者の新井洋行(あらい ひろゆき)さんは1974年生まれの絵本作家さんで、2人の子をもつお父さんでもあります。


    著書には、赤ちゃん向けの人気作品が多数。


    その中でも私のイチオシは『いろいろばあ』。娘のお気に入りの1冊です。



    ▼この作品を含む絵本の紹介記事はこちら
    blog.kottanmom.com

    あらすじ


    「〇」が提案したのは坂をコロコロ転がる遊び。


    ところが、「△」はうまく転がることができずに泣いてしまいます。


    仲直りをして別の遊びをしていると、今度は「□」がやってきます。


    でも「□」は仲間に入れてもらえません。


    泣いてしまった「□」とも仲直りをして、最後はみんなが仲良く遊びます。

    感想


    “お友達と仲良く遊ぼう”というメッセージが込められたわかりやすいお話。


    登場人物はカラフルな〇・△・□のキャラクターで文章量も少なく、0歳児・1歳児でも十分楽しめる作品です。


    印象的だったのは最後にあった作者からのコメント。

    こころのかたちは一人一人違うから、
    みんなが笑顔になるのは難しいけれど
    みんなで笑顔になりたいというきもちは
    忘れないでいたいです。


    『きもちのかたち』というタイトルが、このコメントを読んで初めてしっくりきました。


    ハッピーセット絵本第2弾『ねんねこ』レビュー

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    【配布開始日】2018年8月31日
    【評価】★★★★★
    【対象年齢】1歳~

    作者


    『ねんねこ』の作者はザ・キャビンカンパニーさん。


    阿部健太朗さんと吉岡紗希さんによる2人組の絵本作家さんです。


    廃校をアトリエにするなど芸術家的な色合いが濃く、地元大分を中心に展覧会やワークショップなどいろいろな活動をされています。



    ▼オフィシャルサイト
    ザ・キャビンカンパニー阿部健太朗×吉岡紗希

    あらすじ


    なかなか寝ないこねこにお母さんねこが語りかけます。


    「それなら ママと ゆめの なかで あそびましょ」
    「ゆめの なかでね まちあわせするの」


    そこから親子は空や海、チョコレートの箱の中など夢の中ならではのいろいろな待ち合わせ場所を想像していきます。

    感想


    想像力の掻き立てられる素敵なストーリーに、そのままポストカードにしたくなるようなオシャレなイラスト。


    私は歴代のハッピーセット絵本の中で今のところこの作品が一番好きです。


    全部のページにネズミが隠れていたり、こねこの部屋にあるものが夢の世界に登場したり、遊び要素も満点。


    最後は親子そろって眠ってしまうので、寝かしつけ絵本としても大活躍してくれます。


    ハッピーセット絵本第3弾『ふしぎのもり』レビュー

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    【配布開始日】2018年10月19日
    【評価】★★★★☆
    【対象年齢】2歳~

    作者


    作者はかとーゆーこさんという方で、代表作には『子供に伝えたい春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(挿絵を担当)などがあります。


    絵本だけでなくおもちゃのイラスト等も手掛けられていて、娘がキッズスペースでよく遊んでいるこの木製パズルもかとーゆーこさんの作品でした!



    ▼オフィシャルサイト
    かとーゆーこ Art Works

    あらすじ


    とある森にやってきたハリネズミくんは、しくしく泣きながら歩いています。


    突然上からどんぐりが落ちてきて振り返ると、そこには森のサーカス団が!


    さっきまで泣いていたハリネズミくんは、楽しいサーカスを見て笑顔を取り戻しました。


    同じように、ことりさんやうさぎさんたちや小さなおとこのこは、この不思議な森に助けられます。


    ところがある日、森が病気になってしまいました。

    こんどは ぼくたちが
    もりさんに やさしくするばんだ。
    もりさんが ぼくたちに
    やさしくしてくれたように。

    感想


    「こつん」「ぽとん」などのオノマトペが多用されていて、子供の食いつきは◎。


    いろいろな動物たちが登場するので、ストーリーが理解できなくても楽しめます。


    作者からのあとがきもイラストに負けないぐらいほっこりします。

    だれかに優しくされると、
    自分も心がぽかぽかとあたたかくなり、人に優しくしたくなります。
    そんな優しい連鎖が、このおはなしの「もりさん」たちのように、
    どんどん広がっていきますように。


    “人に優しくされるとその分誰かに優しくしたくなる”という子どもへの読み聞かせにピッタリのテーマです。


    ハッピーセット絵本第4弾『ワニくんのながいかお』レビュー

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    【配布開始日】2018年12月21日
    【評価】★★★☆☆
    【対象年齢】5歳~

    作者


    作者はカワダクニコさん。2016年に『ねこのにゃーた』という作品で絵本作家デビューされた方です。



    LINEスタンプも販売中!


    store.line.me


    ▼オフィシャルサイト
    絵本とイラストレーション カワダクニコ

    あらすじ


    物語は、主人公の「ワニくん」が「みんなが ぼくを さけてる きがする」と思うところから始まります。


    その理由を考えた「ワニくん」が出したのは「ぼくの おかおが ながいせいで みんなに めいわく かけてたんだ」という結論。


    そこから「ワニくん」はどうやったら自分の「ながい おかお」を生かしてみんなの役に立てるかを考え始めます。

    感想


    “自分の長所を生かそう”というテーマと場面設定が小学校なことから、対象年齢が高めだなという印象の本作。


    イラストもコミカルタッチで小学生が好みそうだと思いました。


    読み聞かせるというよりは、ワニくんに感情移入しながら自分で読むのに向いています。


    ちょっぴりかわいそうなワニくんを好きにならずにはいられません!


    ハッピーセット絵本第5弾『すてきなぼうし』レビュー

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    【配布開始日】2019年2月8日
    【評価】★★☆☆☆
    【対象年齢】2歳~

    作者


    作者はおばたゆうきさんなのですが、実はこの方、漫画『僕等がいた』の作者小畑友紀さんと同一人物なんです!



    『僕等がいた』は生田斗真さん×吉高由里子さんで映画化もされましたよね!



    この『すてきなぼうし』が絵本作家デビュー作品とのこと。マクドナルドは新人作家の発掘まで行うんですね!

    あらすじ


    クマくんの持っているすてきなぼうしは、いつもみんなのあこがれの的。


    ぼうしをかぶらせてほしいと頼まれても、絶対に貸してあげません。


    そんなある日、クマくんのぼうしは風にさらわれてどこかに飛んで行ってしまいます。


    落ち込んで2晩泣き続けたクマくんでしたが、3日目の朝、リスくんがぼうしを見つけたと知らせに来てくれます。


    ところが、やっと見つけたぼうしは小鳥の巣になってしまっていました。


    困ったクマくんに、森のみんなは「これと とりかえて あげれば いいよ」と木の枝でつくった不格好な巣を差し出します。


    それを見たクマくんが取った行動は、意外なものでした…。

    感想


    水彩画タッチの美しいイラストもセリフを多用した文章も素晴らしく、私も娘もお気に入りだったこの作品。


    それでも評価が低いのは、“パクリ疑惑”に気付いてしまったから。


    なかやみわさん作の『そらまめくんのベッド』という絵本(1999年発売)に、ストーリーがそっくりなんです!



    今後も絵本作家さんとして活動されるなら、次はオリジナリティのあるストーリーにしていただきたいですね。




    ハッピーセット絵本第6弾『ラッキーカレー』レビュー

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    【配布開始日】2019年4月12日
    【評価】★★★★★
    【対象年齢】3歳~

    作者


    『ラッキーカレー』の作者はシゲタサヤカさん。


    主に食べ物を題材にしたユーモア絵本を制作されている作家さんです。


    代表作は『オニじゃないよ おにぎりだよ』という作品で、Amazonのレビューでも4.5と高評価でした!



    ▼オフィシャルサイト
    アカモチ工場/シゲタサヤカ

    あらすじ


    主人公のペコペコさんの晩ごはんはカレーライス。


    少しの間席を立って戻ってみると、よそったはずのカレーがない?!


    カレーが歩き、カレーがしゃべり、カレーがカレーを作る!


    カレー屋の主人とカレーライスが織りなすユーモラスなストーリー。

    感想


    絵本ならではの奇想天外な設定で、大人も思わずクスっと笑ってしまう作品です。


    読み聞かせなら3・4歳から、自分で読むなら小学校低学年ぐらいからといった文章量。


    食べ物を題材にしている点・イラストが他の作品と同じタッチである点から、これが“シゲタサヤカワールド”なのだと思わせてくれました。


    ハッピーセット絵本第7弾『まよなかのくつやさん』レビュー

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    【配布開始日】2019年6月14日
    【評価】★★★★☆
    【対象年齢】2歳~

    作者


    『まよなかのくつやさん』の作者は齋藤槙(さいとう まき)さん。


    貼り絵やステンシルなどの技法を使った作風で人気の絵本作家。


    赤ちゃん向け絵本の『ぺんぎんたいそう』は我が家にもあります!



    ▼オフィシャルサイト
    SAITO MAKI

    あらすじ


    今日はくつたちにとって特別な日。


    人間たちに見つからないよう、くつたちが夜中にそっとおうちを抜け出します。


    行き先はくつをきれいにしてくれる「くつやさん」のところ。


    あかちゃんぐつの「みぎちゃん」「ひだりちゃん」は今夜が初めてです。


    怖がりの「ひだりちゃん」はなかなか修理してもらう勇気が出ません。


    でも思い切って修理道具たちの輪に入ってみたら…。

    感想


    ファンタジーなのですが、初めてのことが怖かったり、勇気を出してやってみたら楽しかったり、子供が共感しやすいポイントが押さえられています。


    鳥のような足が生えて逆さになって歩き出す靴たちの姿がとってもユニーク。


    「自分の靴」に愛着が湧く2歳ごろから楽しめる作品です。


    ハッピーセット絵本第8弾『ちびっこまじょのチット』レビュー

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    【配布開始日】2019年7月26日
    【評価】★★★★☆
    【対象年齢】3歳~

    作者


    『ちびっこまじょのチット』の作者はたんじあきこさん。


    幼児向けの絵本を手がける他、小学生向け児童書『魔女の本棚』シリーズの挿絵を担当するなど幅広く活躍されている作家さんです。



    ▼公式Twitter
    たんじあきこ (@tatan02) | Twitter

    あらすじ


    魔女のチットは魔法のテストに向けて「石をケーキに変える」魔法の猛特訓中。


    でも何度やっても失敗ばかりでなかなかうまくいきません。


    そして迎えたテスト当日。


    やはり失敗してしまったチットに、憧れの先輩魔女が掛けた言葉とは…。

    感想


    ポップなイラストとへんてこな呪文がかわいい絵本です。


    ストーリーから得られる教訓は“失敗だと思ってもそこで終わってはいけない”ということ。


    失敗から学ぶことを覚えたチットの姿が最後に挿絵だけで表現されているのも素敵でした。


    このストーリーについての作者の言葉が、大人の私の心にも響くものだったので載せさせていただきます。

    失敗・成功と白黒つけなければいけないときもありますが
    その間にある何かをどう感じていくのかが
    とても大切なことではないかな、と思っています。
    おとなもこどもも。

    作者あとがきより


    ハッピーセット絵本第9弾『ブロロンどろろん』レビュー

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    【配布開始日】2019年9月13日
    【評価】★★★★★
    【対象年齢】2歳~

    作者


    『ブロロンどろろん』の作者は高畠那生(たかばたけ なお)さん。


    『カエルのおでかけ』で第19回日本絵本賞を受賞されている他、『だるまだ!』『チーター大セール』など個性的な作品を多数発表されている絵本作家さんです。


    ちなみに、お父様の高畠 純(たかばたけ じゅん)さんも有名な絵本作家さん。サラブレッドなんですね!



    ▼公式Twitter
    高畠那生 (@takabatakenao) | Twitter

    あらすじ


    ペンキが落ちている道路に、車が走ってきます。


    その道路脇には変なポーズや服装をした通行人の姿が。


    車が通りすぎ、道行く人たちにペンキが飛び散ると…あら不思議!


    壁には動物たちのシルエットが現れます。

    感想


    ストーリーは車が走ってくる→「どうなる?どうなる?」→ペンキが飛び散る→「ペンキのあとが〇〇みたい」の繰り返し。


    物語の展開が単純で文字も少ないので、前後のつながりを理解できるようになる2歳ごろから楽しめる作品です。


    色使いやイラストのテイストが海外の絵本っぽくておしゃれなのも素敵。


    私と現在2歳半の娘の中では、歴代のハッピーセット絵本の中でも1,2を争うお気に入り作品です。


    ハッピーセットの歴代絵本はどれもハイクオリティ!


    「ほんのハッピーセット」の歴代絵本はクオリティが高く素敵な作品ばかり。


    おもちゃはすぐに飽きられてしまいますが、絵本なら長く楽しめます。


    マクドナルドでハッピーセットを頼むときは、ぜひ絵本を選んでみてくださいね!


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