先日、2歳の娘を連れて初めて三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。
そこで驚いたのが、館内にはジブリ関連のグッズショップとは別に絵本や児童書を販売している場所があるということ。
本記事ではジブリ美術館で買える幼児向け絵本について書いていきます。
ジブリ美術館には絵本を購入できる図書閲覧室がある!
三鷹の森ジブリ美術館の2階には、一見ジブリとは全く関係なさそうな部屋があります。
その名も図書閲覧室「トライホークス(三羽の鷹)」。
室内にはたくさんの絵本・児童書が並べられ、自由に閲覧できるようになっています。
トトロの絵本などジブリに関連したものもありましたが、全く関係のない本がほとんど。
子供用の小さな机とイスも置いてあって、絵本好きの娘はしばらく居座っていました!
本棚には、宮崎駿監督直筆のイラストとサイン入りでこんなメッセージが飾ってありました。
ここにある本は、おすすめできる本です。
販売もしていますので、手に取ってみて、
気に入ったら係の者へお申しつけください。館主 宮崎駿
そう!「トライホークス」にある絵本は、読めるだけではなく、どれもその場で購入が可能なんです!
買いたい絵本をレジに持って行くと奥から新品を出してきてくれて、本屋さんで買うのと同じ定価で購入できましたよ!
閲覧室内に置いてあった絵本は出版社も作者もバラバラで、本当におすすめの作品を選んであるんだなという印象でした。
《宮崎駿監督のお墨付き》と聞くと、なんだか素晴らしい絵本な気がしてきませんか?
宮崎駿監督お墨付き!ジブリ美術館おすすめ絵本
私が三鷹の森ジブリ美術館を訪れた際に図書閲覧室に置いてあった絵本の中から、幼児向けのものを年齢別にご紹介します。
【0歳・1歳~】
文字の多い物語絵本が大半を占めていたラインナップの中に、赤ちゃんの頃から読めるものも見つけました。
『ねないこだれだ』
寝かしつけ絵本の定番。私も娘が0歳の頃から寝る前に読み聞かせていました!
タイトルからして怖い絵本かと思いきや、最後にはおばけと一緒に飛んで行ってしまうという独特のストーリー展開。
シンプルな貼り絵で描かれたキャラクターも魅力です。
『どうぶつのおやこ』
さまざまな動物たちの親子の姿が描かれているだけの文字のない絵本。
ひとつひとつの絵が今にも動き出しそうなリアルさで、赤ちゃんの頃から“本物”に触れさせたいパパ・ママにはピッタリです!
0歳では動物の名前や様子を語りかける読み聞かせを、1歳以降は絵本を通して子供との会話を楽しめます。
『ぼくのくれよん』
「ぼく」とはゾウのこと。
「ぼく」が大きなクレヨンで絵を描くと、他の動物たちには本物の何かに見えてしまうというお話。
青・赤・黄色の三原色が出てくるので、色に興味を持ち始める1歳頃にピッタリです。
短いですが想像力を掻き立てられるお話で、大きくなっても読み聞かせしたいと思える絵本。
本屋さんでは見かけたことがなく、娘が気に入って何度も読んでいたのでこの絵本をお土産として購入しました!
【2歳頃~】
少し文字が多かったり、ストーリー性がある絵本でも読めるようになってくる2歳頃向きの絵本です。
『ぐりとぐらの1ねんかん』
ぐりとぐらの絵本には全て「読んであげるなら3才から」と書かれていますが、2歳の娘はこのシリーズが大好きです!
この『ぐりとぐらの1ねんかん』はシリーズの中でも異色で、物語にはなっていません。
ぐりとぐらの過ごす1年間が1月から12月までひと月ずつイラストと短い詩で紹介されている美しい絵本。
大判で字も大きめなので、保育園・幼稚園などでの読み聞かせにも向いています。
『とべ!ちいさいプロペラき』
初飛行を迎える小さなプロペラ機が大空へ飛び立つまでを描いた物語。
飛行機好き・乗り物好きの子にはたまらない作品です。
絵本のレビューが見られる絵本ナビ内の特集では「パパがこどもと読みたい絵本」に選ばれていました!
『もりのなか』
絵本としては珍しく、挿絵がすべて白黒で描かれた作品。
一見難しそうに見えますが、森の動物たちが出てくるかわいらしいファンタジーです。
この絵本の鍵を握るのは、主人公である「ぼく」のお父さん。
幼児の空想の世界のお話をしっかりと受け止めるお父さんの姿からは、親である私たちも学ぶものがあります。
【3歳・4歳頃~】
2歳頃~のものよりさらに1ページの文章量が多く、しっかりとした物語になっている絵本です。
『三びきのやぎのがらがらどん』
半世紀以上前に翻訳出版された絵本で、元はノルウェーの昔話。
恐ろしい「トロル」という化け物に立ち向かう三匹のやぎの「がらがらどん」の姿を描いた物語です。
古典を翻訳した絵本ならではの表現が多く出てきて、大人には読みにくく感じる部分も。
それでも子供たちの心を掴んで離さない、読み継がれる名作です。
『はじめてのおつかい』
「みいちゃん」が初めてのおつかいで牛乳を買いに行くところを描いた有名な絵本。
子供は自然と「みいちゃん」を自分に重ねて感情移入し、親も読み聞かせながら「みいちゃん」を我が子に重ね合わせてしまいます。
絵は『おつきさま こんばんは』『くつくつあるけ』などの赤ちゃん向け絵本でも有名な林明子さんによるものです。
『よもぎだんご』
ばばばあちゃんシリーズの中の1冊。
ばばばあちゃんが子供たちに野草を使ったよもぎだんごの作り方を教えるというお話です。
野草の豆知識や実際のレシピも載っていて、大人も勉強になること間違いなし!
『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』
一番電車の車掌さんが朝どのように起きて、どのように仕事を進めていくのか。一日の流れを細かく描いた作品。
作者は実際にJR中央線の車掌を務めていた方なので、描写がとてもリアル。
電車好きの子はもちろん、電車に乗ったことのある人なら誰でも楽しめる絵本です。
ジブリ美術館のおすすめを絵本選びの参考に!
三鷹の森ジブリ美術館内にある図書閲覧室「トライホークス」の幼児向けおすすめ絵本をご紹介しました。
本屋さんや図書館に行っても、絵本がたくさんありすぎてどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
今回ご紹介した10冊は宮崎駿監督も推薦する素敵な作品ばかり!
次の絵本選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?
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